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2011年3月29日火曜日

支援物資の輸送

宮崎からの「支援物資の輸送」ということで、私たちのバスは緊急車両以外通行止めになっていた高速道路(郡山~いわき)を特別に走らせていただき、21日正午頃、いわきに到着しました。

大きな通り沿いに人の姿はほとんどなく、多くの人たちが避難したのか街は大変静かでした。

"いわき"といえば、最近では2010年10月8日、YPK秋の遠足で「アクアマリンふくしま」へ行ったばかりです。
その他これまで、小学生のサマーキャンプやフィールドトリップなどで何度も訪れてきました。

小名浜第二中学校で物資の一部を降ろし、海辺に近い江名中学校に物資を降ろすため海岸方面へ向かいました。

江名中学校は永崎海水浴場のすぐ近く。
永崎海水浴場は2007年7月のサマーキャンプで海水浴を楽しんだ場所です。(参考:「GWサマーキャンプ2007が無事終了」)


(永崎海水浴場)


海岸へ近付くにつれ、テレビやインターネットでは見ていて知っていたものの、津波の脅威を目の当たりにしました。



主要道路は自動車が通れるように比較的片付けられていましたが、少し狭い路地に入ると道路が寸断されて通れず、バックすることを余儀なくされました。

ここはまだ地震と津波の爪あとが生々しく残っていました。



避難所となっている江名中学校に到着。

この避難所で陣頭指揮をとっていたのは江名中学校の校長先生。
その校長先生が、津波がどのようにやってきたのか説明してくれました。
当日は、中学校は卒業式で、校内に生徒は誰もおらず、すぐ近くにある永崎小学校の6年生だけが学校におり、津波を警戒して高台に避難していったとききました。

津波から避難する小学生たちのことを考えると、歩きながらどんなに怖い思いをしただろうかと、とても胸が痛くなりました。

ただ、江名中の生徒全員と永崎小の児童全員が無事であったということを聞き、少しだけほっとすることができました。



私たちは宮崎の皆さんからお預かりした物資を無事に届け終えることができてほっとすると同時に、個人的に気になっていた小名浜の方面へと向かいました。

小学生たちと訪れたアクアマリンふくしま、いわき・ら・ら・ミュウなどが津波でどうなってしまっているのか、とても心配だったからです。

つづく
 

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