サマーキャンプ in 新潟&長野 レポート (2日目)
キャンプ2日目は、バスでの移動はなく、「国立妙高青少年自然の家」の中での活動のみでした。
キャンプ2日目 [2010年8月5日(木)]
午前5時頃に起床した子どもたちは、顔を洗い、着替えを済ませて、「早朝野鳥観察」に出かけました。
一人一つずつ双眼鏡が渡され、各自、野鳥を探して森の中へ。
双眼鏡があまりうまく使えず、たくさんの野鳥を見つけることはできなかったようですが、それでも一生懸命、野鳥を探して歩き回っていました。
野鳥観察も終わりの頃、宿泊棟に泊まっている全ての人に向けて、「ロータリー集まってください」という放送が流れました。
この自然の家では、みんな一緒にラジオ体操を行います。
そのための呼び出しがかかったのでした。
朝食の時間。
早起きして野鳥を探し、ラジオ体操で身体を動かしたので、朝からみんなよく食べます。
とってもいいことです!
朝食後、部屋に戻って清掃を行い、荷物をまとめました。
この日の夜は、テントに宿泊するため、午前中のうちに部屋を移動しなければならなかったからです。
私たちは荷物を持ったまま「クラフトルーム」に移動し、そのままそこで、創作活動「マイスプーン」作りを行いました。
マイスプーンを作るには、まず、森から木を切ってきます。
そしてそれを好きな形に削ったり、模様をつけたりします。
最後に穴を開けてスプーンを差し込めば完成です。
みんな、使い慣れていないノコギリや彫刻等で木を切ったり削ったりするので、それを見ている私たちはハラハラドキドキでしたが、当の子どもたちはそれらを楽しんでいたようです。
ここで作った「マイスプーン」は、この日の午後、野外炊飯でカレーライスを食べるときに使用します。
昼食。
午後から野外炊飯を行い、夕食でカレーライスを食べることになっているにもかかわらず、メニューにカレーライスがあったので、それを食べた子もたくさんいました。
昼食後の計画では、午後1時半から3時まで、別の活動になっていましたが、テントサイトまでの移動やテントの組み立て、シュラフの準備と片付けについての説明などがありましたので、計画を変更しました。
初めてシュラフに寝る子も多く、真剣に説明を聞いています。
子どもたちが寝るテントはすでに設置されていた大きな8人用のものです。(下の写真)
しかし、「テントを組み立てる体験も必要でしょう」という、「自然の家」職員の心温かな配慮(?)により、私たち指導員が寝るテントを子どもたちに組み立ててもらいました。
テントも無事に張り終わり、それから約1時間、自由時間としました。
その間子どもたちは、虫さがしをしたり、テントの中でおしゃべり楽しんだり、散策をしていたようです。
午後3時を少し回った頃、いよいよ野外炊飯(カレーライス作り)がスタートしました。
この野外炊飯で驚き、そして感動したのは、私たちの指導などまったく必要とせず、子どもたちだけで全ての作業を行ったことでした。(指導員は火起こしを少し手伝っただけです)
特に手際よく作業する女の子たちの姿は頼もしくみえました。
子どもたちだけの力で作った"カレーライス"。
自分たちで作ったカレーを、自分で作ったスプーンで食べるのは、子どもたちにとって特に美味しく感じられたことでしょう。
ごちそうさまでした。
野外炊飯をした後に大変なのは"後片付け"。
黒くなった鍋を元どおりきれいにしなければ、検査に合格できず、やり直しになってしまいます。
後片付けがまだまだ終わりそうになかったので、結局最後は、子どもたちを先にお風呂に行かせました。
お風呂から戻ってきた子どもたちは、テントに入って、シュラフを広げて、寝る準備を始めました。
しかししばらくすると、テントから少し離れた炊事場の方まで、子どもたちの騒々しい声が聞こえてきました。
何事かと思って行ってみると、「暗くて、怖くて、眠れない」というのです。
夜ですし、テントサイトに電灯などないので、暗くて当然です。
子どもたちが「夜は暗い」ということを知らないはずはありませんが、郡山市に住んでいると、近くに外灯があったりして、部屋の電気を消してもそれほど真っ暗になりません。
しかしここは、本当に真っ暗で、ランタンや懐中電灯なしでは、足元さえもまったく見えない状態でした。
ここでの経験から、子どもたちは「夜は暗い」ということをあらためて強く感じたことと思います。
この後、午前0時近くになっても眠れない子、真夜中に目が覚めてしまいそれから眠れなくなった子などもいて、ほとんど全員が寝不足状態だったようです。
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