「サマーキャンプ in いわき」レポート (1日目)
2010年7月27日(火)・28日(水)、1泊2日で、いわきサマーキャンプ(宿泊地:「いわき海浜自然の家」)が開催されました。
約3分2の子どもたちが、こうしたキャンプに参加するのが初めてで、出発の数日(数週間?)前からワクワクドキドキしていたようです。
さて、どんなキャンプになったのか、1日目と2日目に分けてご報告いたします。
2010年7月27日(火)
郡山市を出発して、まず私たちが最初に向かったのは「いわき市アンモナイトセンター」。ここでは、化石発掘を体験することができます。
当日の午前中の団体客は私たちだけで、予定より遅れて到着し、実施開始時間に間に合わなかったにもかかわらず、特別に時間をずらしてスタートしていただきました。
アンモナイトセンターの皆様には大変丁寧に対応していただき、まことにありがとうございました。
化石に関するお話を聞いた後、さっそく子どもたち自身が化石発掘に挑戦しました。
化石がどこに眠っているのか、眺めているだけでは見当もつきません。
自分の勘だけを頼りに、ノミと金槌を使って実際に発掘していくしかありません。
小学1・2年生にとって、ノミと金槌はかなり重たく、それらを使いこなすだけでも大変だったことでしょう。
それでも必死で発掘作業に取り組んでいました。
今回は、何と!3名の生徒がサメの歯を発掘することができ、他の子どもたちも二枚貝やアンモナイトの一部を発掘することができました。
上の写真は、サメの歯の化石を今まさに発掘しようとしている瞬間です。
発掘体験終了後、職員の方に自分が発掘したものがいったい何の化石なのかを確認していました。
短い時間ではありましたが、子どもたちは、8900年前の世界を感じることができたのではないでしょうか。
いわき市アンモナイトセンターを後にし、私たちは昼食をとるために、「いわき市海竜の里センター」へ向かいました。
午後には、みんなが楽しみにしている「海釣り・磯あそび」が待っています。
昼食を済ませた私たちは、バスに乗り込み、宿泊地である「いわき海浜自然の家」へ急いで向かいました。
自然の家に到着し、施設の利用方法やベッドメイキングについて説明を聞きいた後、
さっそく海に向かって歩き始めました。
海にはすでに、自然の家のスタッフの方が、竿や仕掛けを持って待っていてくださっていました。
その方から、海で釣りをする際の注意事項等を聞き、いざ海釣りへ!
竿を持って、すぐに釣りに挑戦しようとする子。釣りには全く興味がなく、磯で海の生物たちを探す子。
それぞれの生徒が、いろいろな遊び方を始めました。
"大物を釣り上げるぞ"と意気込んでいた子どもたちでしたが、釣れたのは小さな「ハゼ」だけでした。(小さくても立派です! このハゼは最後にリリースしました。)
約2時間弱の海釣り体験。
子どもたちはその釣果よりも、「海釣りを経験できた!」こと、また、磯でカニやイソギンチャクを見つけて遊べたことで、大変満足そうでした。
ところで、"自然の家"から海までは、子どもの足で片道30分以上かかる距離がありました。
子どもたちはそれを、行きも帰りも歩いて移動しました。
この日の気温もとても高かったですが、暑さや疲れによる足の痛みにも負けず、みんな最後まで歩き切ることができ、大変素晴らしかったです。
自然の家に戻ってきた子どもたちは、もうお腹ぺこペコ。
バイキング形式の夕食を、お腹いっぱいいただきました。(27日夕食と28日朝食のメニューは、後日別途掲載いたします。)
このいわきキャンプのように、ビギナー向けのキャンプでは毎回、多くの子どもたちが四苦八苦しながら取り組むものがあります。
それは"ベッドメイキング"。
体も大きくなり、何度もこのキャンプに参加している4年生以上の生徒には、それほど大変ではないのですが、3年生以下の子どもたちには、ひどくつらい作業に思えるようです。
「自分一人で身の回りのことがしっかりできるようになること」が、キャンプの最大の目的です。
実は、この「ベッドメイキング」と「布団・毛布を畳んで整える」作業を一人で出来るかどうかが、ビギナーか、アドバンスかの判断材料となるのです。
この日も、みんな一生懸命、自分の何倍もある大きなシーツや毛布と格闘してました。
手際よく作業する女の子に比べ、男の子たちは...
それでも、何とかきれいに自分の寝床を準備することができました。
朝から活動し、海でたくさん遊んで疲れているにもかかわらず、楽しく興奮しているからなのか、はたまた、暑くて寝苦しいからなのか、消灯してもなかなか眠りに付けない子どもたち。
10時半頃には、ようやく全員眠りについたはず(!?)ですが...。
■「サマーキャンプ in いわき」レポート (2日目)につづく
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